富山 恵美子
先生
画家
蒔田中学校夜間学級非常勤講師
略歴
横浜本牧生まれ
1977 女子美術大学卒業
1983-1994 スペイン留学 Salon de Otoño金賞(スペイン マドリッド)
2011-2024 画廊宮坂個展(銀座)など個展、グループ展多数。イラストレーション・ヨコハマ・コンペ佳作賞 「ドローイングとは何か?」展入選(銀座ギャルリー志門) 横浜本牧絵画館、カメイ美術館(仙台市)森の美術館(流山市)に作品収蔵
講師からのメッセージ
スペインに留学していた時に、鉛筆や木炭など単色で表現する方法を知りました。その中でも鉛筆ドローイングは完成度が高く、油絵、水彩など他の画材で描かれた着彩の作品と同列に並んでいても、作品としての強さや存在感が圧倒的にあり衝撃を受けました。鉛筆の線の集積が独特の世界観を醸しだし、表現の密度の高さと純粋さで固有の世界を描くことができると思いました。
カルチャー教室でも受講生の皆さんは鉛筆の世界にはまる人が続出で、中学生の時以来絵を描いたことがないという生徒さんも楽しんで描いておられます。何より鉛筆と紙さえ用意すれば制作できるというお手軽さもあります。半年ほどは、鉛筆に慣れていただくために、講師が用意したモチーフ(バラ、白百合、動物)を描いてから、その後各自自由にモチーフを選んでいただいています。モノクロだからこそ、余計なものをそぎ落とし、より深く表現できるのではないでしょうか。