略歴
通信教育のペン・筆ペンの添削のみならず、受講生からの質問への返信を永年務める。専門学校で書写や検定対策の授業を担当。又人材派遣会社でも検定や社交文書・筆ペンの指導にあたる。企業では新人研修や書道クラブの指導を行なう。指導以外では、大手企業人事部にて賞状書きを始めとする各種筆耕を担当。又JR東海月刊誌L&Gの「旅のうた歌のたび」で和歌の毛筆筆耕を担当。作品は漢字とかな。書体も楷・行・草書の他金文や隷書等、表現範囲は広い。又文字の筆勢に合わせた糸による刺繍や、文字と音とのコラボ(自身のピアノ演奏)等も行なう。一文字から長編の古典迄、既存の枠にとらわれずに自由に表現している。
講師からのメッセージ
文字はどうも苦手と思う方も、始めてみましょう。お手本をなんとなく見るのでなく、中心(とくに日本の文字は今はヨコ書きもするが、かつては縦書きである為、文字のタテ中心の方がとらえやすい)はどこで、外形(概形)〇□△▽▭▯の六分類のどれか?又外形のみならず、一字の中の構成部分のつり合いを観察することが大切。観察のあとは、それを忠実に模倣していくことです。最近の傾向としては、活字形と手書き形の文字の違いをしっかり区別していたものが、活字形で書かれているが、正しく書き分けたいものです。難しいが少しずつ覚えて、身につけてゆきましょう。