略歴
1979 女子美術大学デザイン科卒業
1989~佐藤廣喜氏、角田葉子氏、吉田桂子氏に師事
1990~日本園芸協会創芸展にて優秀賞等各賞受賞。日本園芸協会「植物画講座」添削指導員
1995~銀座のギャラリーにて毎年グループ展、数年おきに個展開催
2006 第22回国立科学博物館植物画コンクール佳作、第18回JGSボタニカルアート展大賞
2008/2013 英国RHSフラワーショウ シルバーギルド賞
2013 世界らん展トロフィー賞、日本ボタニカルアート協会入会、新宿小田急百貨店にて毎年展示会
2016 米・ハント協会ボタニカルアート展参加 作品寄贈
講師からのメッセージ
最近はボタニカルという言葉も広く認識されるようになってきたと感じています。
ボタニカルアートとは植物学的な美術という意味になります。近代ヨーロッパの植物学の発達に伴って、細密で正確な植物画が求められ、時代と共に絵画的に洗練されてきました。日本でも古くから花鳥画の伝統がありましたが、植物学的には正確さに欠けるものも多く、江戸時代以降に薬草木を研究する本草学の必要から描かれるようになったそうです。「学」がつくと堅苦しいイメージに感じますが、目の前の植物に癒されますし、対象の植物をよく観察することで特徴がわかってきたり、子孫を残す工夫や知恵を発見することが出来ます。その植物の特性を表現するために、まずは形を正確につかめるよう、鉛筆デッサンから始めます。色に進んだら、色の塗り方や混色、ぼかしの方法などを練習した後、いよいよ植物の彩色に進みます。
身近な植物や育てた植物を描き、それを飾れるようになったら、植物により親しみが湧いてくると思います。