略歴
1999年よりブティ製作を開始。2005年、南仏のブティ美術館「ラ・メソン・デュ・ブティ」講習会に参加し、フランシーヌ・ニコールら作家より指導を受ける。08年東京国際キルトフェスティバル・日本キルト大賞の創作部門にタペストリー『花のアドレス』を出品し奨励賞受賞。09年バッグ部門に『草木花』、10年創作部門にタペストリー『楽園』で入選。14年以降、南仏展示会に参加し作品展示・パターン販売行う。現在は創作活動の傍ら、自身の世田谷区の教室や首都圏カルチャースクールでブティ講座を開講。
講師からのメッセージ
ブティは17〜18世紀ごろの南フランスで盛んに作られた伝統の手芸。図案を写した布にもう1枚の布を重ねてステッチし、裏面からコットンヤーンを詰めてモチーフを浮き上がらせます。この独特のテクニックが美しい陰翳を作り出し、ブティが布の宝石と称されるゆえんでもあります。
細かい作業も多く、完成まで時間も手間もかかりますが、その分、得られる達成感も大きいです。日本ではまだあまり知られておらず手がける人の少ない手芸なので、やり甲斐も感じることができるでしょう。
本講座では、カリキュラムに沿って7作品を作ります。ピンクッションやニードルブックなど、針仕事を彩る小さな作品からスタートして基本のテクニックを学び、ポーチ、バッグなど日常使いができる作品作りを目指します。カリキュラム終了後は、講師作品より各自選んで制作します。初心者の方にも十分楽しんでいただける、基礎からゆっくり学べるクラスです。