平山 公一
先生
歌誌「潮音」選者 日本歌人クラブ参与
日本現代詩歌文学館評議員
NHK学園短歌講座講師
千葉県歌人クラブ選者
略歴
昭和24年6月熊本生れ
昭和45年歌誌「潮音」入会
平成7年「潮音」編集委員
平成13年「潮音」選者
平成13年現代歌人協会会員
平成14年NHK学園短歌講座講師
平成20年から9年間日本歌人クラブ中央幹事
各地で短歌会指導(横浜、西東京、流山、松戸ほか)
歌集『さくらシャワー』(平成6年)
『鋼』(平成30年)
昭和47年川崎製作(株)(現JFEスチール)入社、川崎製鉄(株)およびその後の出向先等含め各地(神戸→東京→富山→東京→札幌→東京)に勤務
講師からのメッセージ
<やさしい短歌>はメモと鉛筆で心のアルバムを作っていく時間です。たとえば、40年ほど以前の私の作品。
「さくらシャワー!」声あげし時はもういない花の向こうの赤きランドセル
小学校に入学したばかりの娘が、社宅の坂を両手を広げて駆け下って行きました。写真はありませんが、短歌によってその日の情景が今もしっかりと浮かんできます。
短歌ではいろんなことが詠めます。著名歌人ではない方の作品ですが、次の短歌などは日常を上手く切り取っていますね。
平面の世界が今日から立体に変わりましたね お座りできた民宿のおかみ自慢の零余子飯これはこれはとおかわりをする 一つ傘に四人はとても入れぬと傘という字を書くたび思う
この講座では主に、それぞれの方の作品を完成させていくことに重点を置いています。
たとえば
(原作)玄関に風呂場に居間にあわあわと蜘蛛の子あまた家中はしる
(添削後)玄関に風呂場に居間にあわあわと蜘蛛の子あまたはしるよはしる
如何ですか?思い立ったが吉日、いっしょに勉強しましょう。