森田 純一郎
先生
公益社団法人俳人協会理事・関西支部長 俳誌「かつらぎ」主宰
略歴
1953年大阪市生まれ。1986年「かつらぎ」入会。阿波野青畝・森田峠(実父)に師事。1994年〜1999年の5年間、本業にてニューヨーク駐在。2013年5月「かつらぎ」3代目主宰継承。大阪俳人クラブ副会長、日本文藝家協会会員、国際俳句協会会員。大神神社、住吉大社、今宮戎神社、南御堂みどう俳壇、各選者。句集「マンハッタン」「祖国」「旅懐」「街道」。編纂「森田峠全句集」
講師からのメッセージ
私が主宰する「かつらぎ」は昭和4年1月に奈良にて阿波野青畝が創刊し、令和6年に創刊95周年を迎えた日本でも有数の長寿俳誌です。俳句の面白さ、喜びは四季折々の変化を敏感につかみ、それを17音という短い詩型に表現することによって、人生の思い出を作ることです。また、松尾芭蕉の頃から「座の文芸」と言われるように、参加者が無記名で短冊に自分の俳句を書いて、それを混ぜ合わせてランダムに配布し、それぞれが気に入った句を選んで発表する互選というシステムがあることが特徴です。つまり、仲間がいてこそ成り立つ文芸なので、高齢の方にとっても人生の仲間が出来るという他の文芸にはない喜びを感じることが出来ます。そして、最終的には私のような選者によって選ばれ、それが毎月発行される俳句誌に掲載されるということにつながります。「つかしんカルチャー」は楽しい人たちの集まりで、時々は近くにある公園に皆で吟行(俳句を作りに行くこと)したり、食事会などもやっています。どうぞ、一度教室の様子を見て、できれば実際に句会に参加してみてください。私の代表句「すぐ乾くマンハッタンの夕立かな」